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ツール作成のポイント②アプローチブックの作り方

2018年12月24日

ツール作成のポイント②アプローチブックの作り方

前回はツール作成のポイントとして、定期的にケアマネジャー等へ配布するチラシの重要性と、そこに盛り込むべき内容について解説しました。

 

今回は、それに加えて是非作成していただきたいツール、「アプローチブック」について解説します。

 

 
「アプローチブック」は、デイサービスの利用を検討する上で抑えておくべきポイントを一通りまとめたツールです。

 

「チラシ」が、定期的な配布により事業所の認知度やコンセプトの浸透を図るツールであることに対して、「アプローチブック」は興味を持った方の体験利用や契約を促す“クローザー”の役割を持ちます。

 

高齢者やご家族にデイを紹介する際、常にデイの職員、それもコンセプトを理解した管理者や生活相談員がプレゼンテーションをおこなうのがベストですが、一番初めに高齢者やご家族とデイを結びつけるのは担当のケアマネジャーになります。

 

その時点で、できる限り自社のコンセプトや魅力を伝え、体験へと促す仕組みが重要になります。

 

つまり、誰がデイの説明をおこなっても、伝えたいことを伝えきれることを目的としたツールが「アプローチブック」なのです。

 

 
「アプローチブック」の構成にもポイントがあります。

 

①一言で表現するコンセプト
表紙や、表紙をめくったページには、まず一言でデイのコンセプトを表現しましょう。「誰のための」「どんなデイサービスか」を表現することで、高齢者やご家族に「自分たちのための施設なのだな」と、興味を持っていただきます。これは「チラシ」での表現をもとに作りましょう。

 

②デイのこだわり・特長
①のコンセプトを実現するための具体的取り組みや根拠を、できれば5つ以上、具体的に、写真を交えながら解説します。

 

③ご利用者の声
①や②で解説したことがらを「実際に利用されている方に好評を得ている=自分が行っても満足できる」と、ご本人やご家族自身に追体験していただきます。可能であるならば、ご利用者様の写真や、直筆のアンケートなど、生の声であることが伝わる要素が入るとより効果的です。

 

④利用料金
要介護度別の利用料金や算定可能な加算、自費の明細を明記します。料金の提示は、サービスの内容を十分に提示し、利用意欲が高まった時点で伝えるのが効果的です。また、具体的な利用イメージが伝わるよう、空欄のある試算用の式などもあると良いでしょう。

 

⑤体験利用の案内
最後には必ず「一度、体験してみませんか?」という、お勧めの一言が必要です。体験利用の条件などをまとめ、その場で決断いただける仕組みを組み込みましょう。

 

 
他にも、1日の流れやスタッフ紹介など、より具体的なイメージを伝えるコンテンツも有効です。

 

自社の魅力を伝えるアプローチブック、まだ整備されていなかったら、是非、まとめてみてください。

 

 

 

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