前回のコラムでは、デイサービスの本質的な機能をまずは確立し、それを柱に据えながら、体制や実施プログラムで他社との差別化を図っていくことの重要性について解説しました。
今回は、実際にそれを効果的にPRするためのツール作りのポイントについて伝えしていきます。
デイサービスの認知度を向上させていく上で、ケアマネジャー等に配布するツールとして主要なものは「チラシ」や「アプローチブック」があげられます。
1つ目の「チラシ」は、デイサービスの特長を簡易的にまとめたツールです。
「空き情報」や「イベント情報」などを作成し、ケアマネジャーへ定期的に配布されている事業所様も多いのではないでしょうか。
定期的に配布する資料だからこそ、自社がどんなサービスを提供しているかを常に伝え、何か新しい取り組みがはじまればそれを伝えるためのツールとして役に立ちます。
例えば、以下の様な内容は、是非、盛り込んでいただきたいです。
・メインターゲット
「身体機能を維持・改善したい方向け」
「要介護度が低めの、アクティブな方の多いデイです」
「中重度・認知症の方でも安心してお過ごしいただけます」
・強みとその根拠
「一人ひとりに合った機能訓練プログラムを提供!理学療法士と作業療法士が在籍し設備も充実!」
「管理栄養士が利用者様一人ひとりの栄養状態を管理!効果的な機能訓練を実現!」
「生き生きと過ごせるデイサービス!フィットネスや料理教室など、20を超えるプログラムから好きなものを選択!」
「リフト車・特浴完備」「手厚い人員配置」「認知症介護実践者研修の修了者配置!」
・報告事項
「新しいスタッフが加わりました!●●という経歴を持っています!」
「新プログラムをリリースしました!」「●月●日に▲▲のイベントを実施しました!」
定期的に配布するものだからこそ、伝えたい情報は繰り返し伝え、しかしマンネリにならないよう、新しい情報も更新していくことが需要です。
これらの基本情報に加え、最新のデイや職員の様子など、生き生きとした写真も取り入れていくとより良いでしょう。
次回は「アプローチブック」について詳しく解説していきます。
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