前回、測定体制の構築からフィードバックをすることの重要性をお話させていただきました。
成果を見える化・ツール化を通じてブランディングをおこなうことの重要性は前回お伝えした通りですが、それをより効果的なものにする方法がもう一つあります。
それは、事業所にケアマネジャーなどを招いておこなう成果発表会です。
ツールだけでは伝えきれないより深い取り組みの解説や、動画を使った改善の成果の比較など、紙だけでは伝えきれない情報を、しっかりと時間を作って解説していきます。
まず、報告会をおこなうのに必要なのは、実際にその場へ情報を伝えたい方々に足を運んでいただくことです。
対象は、主にケアマネジャーや病院関係者などになるでしょう。
その方々向けに成果発表会実施をお知らせするチラシを手渡しで配布し、実際に足を運んでいただくよう促します。
チラシの構成としては、イベントの告知、デイでの取り組みの内容(写真付き)、当日のスケジュールなどを掲載します。
スケジュールに関しては、もし、通常のデイルームとは別に5名以上の参加者を受け入れられる設備があるならば、11時頃からの開始にするのがベストです。
というのは、実際の機能訓練の現場をご覧いただいたり、ランチの試食をおこなっていただきたいからです。
昼食はどなたも摂られるので、来所のハードルを下げる効果があります。
「機能の維持改善と利用者のQOLに重要な影響を与える食事はとても重要だと考えております。当日は、ご参加者の皆様にご試食いただき、ご意見をいただければと思います」という内容でお誘いしましょう。
これらのプログラムをあてはめていきながら当日のオペレーションを想定しながら時間割りをおこない、実際のスケジュールに落とし込み、チラシに入れましょう。
ランチの食数の準備の関係があるので、事前の申し込みが必要である旨も記載し、FAX送信できる申し込み欄も作成します。
予約制にすることで、直接手渡しをおこなった方への確認の連絡を入れやすくなります。
ただ、事業所によっては、報告会専用のスペースがとることが難しい事業所ももちろんあるかと思います。
その場合は、昼時は難しいので、デイサービスの営業終了後等に時間を設定しましょう。
予約制にすることは同様です。
しっかりチラシを配布しながら参加者を募集することと同時並行で、報告会の中身を作っていきます。
こちらのポイントについては次回、解説いたします。
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