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Column

専門職向けキャリアパス具体的事例

2018年10月04日

専門職向けキャリアパス具体的事例

専門職教育体制構築支援センターコラム第7話です。

 

ここでは具体的なキャリアパスの構築事例をまとめてみたいと思います。

 

 

今まで書いてきた通り、専門職だから専門的なことだけ知っておけばよいということではありません。

 

そのため、基本的には職員全体のキャリアパスをベースに考え、その上に専門職のキャリアパスを構築していくことをご提案していきます。

 

まずは専門職であろうとなかろうと法人の職員として抑えておかなければならない考え方をチェックしていく必要があります。

 

例えば、経営理念や行動指針、職員として守るべき約束事、最低限身に着けておいて欲しい技術などがこれに当たります。

 

その部分をクリアした上で、専門フェイズに進むといったイメージです。

 

専門フェイズでは専門職に必要とされる技術や知識などを問うのですが、ここには専門職としての技能をレベルアップしていく他に介護職員への教育、利用者やその家族への対応、事業所として取り組むうえでの仕組み作りなど個人として取り組む専門的な内容の他に法人として実施してもらいたい項目を盛り込んでいくことになります。

 

 

この様にして、これまでキャリアアップについて明確な指針がなく、ただ専門職としての腕を磨いてきたセラピストに対して、専門職としてではなく、まずは法人の職員として求められるものが何か、何が評価されるのかということを伝えます。

 

ある法人様では基本フェイズで法人の理解やマナー、介護事業に係る人としての基本スキル、社会人としてのスキルを学んだ後に、応用フェイズで、リハビリテーション(自立支援)や排泄ケア、看取りケアなどの専門スキルやそれを組織的に提供するための組織作り、それらが必要とされる背景などを学んでいくキャリアパスを構築しています。

 

 

さて、ここまで7回にわたって専門職教育体制構築について解説してきました。

 

次回の第8回目でこれまでの内容をまとめまして、コラムの完結とさせていただければと思います。

 

 

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