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教育とキャリアパスの連携

2018年09月18日

教育とキャリアパスの連携

専門職教育体制構築支援センターコラム第6回です。

 

今回はキャリアパス制度と教育や研修制度との連携についてです。

 

 

看護師やセラピストなどの専門職の養成校の教員に聞くと、自分の育てた学生にはまずは病院などの医療機関で働いてほしいとよく言われます。

 

その理由が教育や研修制度が充実していることにあります。

 

 

一般に医療機関では看護師には1年程度プリセプティーという3年目から5年目くらいの先輩が1年間教育担当をしますし、セラピストでも一人で患者さんを受け持ち始めるのは6か月程度見習い的なことをした後でしょうか。

 

 

養成校の先生が医療機関を進める理由がここにあります。

 

 

では介護事業所でみたらどうでしょうか。

 

仮に新卒の専門職が来た場合の教育制度はどうでしょうか。

 

これまで介護事業所に専門職が入ってくることを想定していない場合が多く、教育・研修制度が整っていない場合が多いです。

 

 

多くの専門職は自分で外部の研修などを受けに行くことになります。

 

特にセラピストは外部の研修が多くありますが、細分化されているため、法人として受けてほしい研修を受けてもらえない場合がほとんどです。

 

 

法人として専門職を人財としていくためには、適切な教育を法人内で実施していく必要があります。

 

またその教育・研修が評価されるキャリアパス制度は非常に重要ということになります。

 

 

次回は、実際にそれを実施していく上でどの様に進めていくかを、具体的な事例を交えながら解説していきます。

 

 

 

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