==ポイント==================
・介護事業経営で、採用課題が急増している
・採用環境もますます厳しい状況に
・採用戦略を持っている事業所は成功している
========================
経営支援の中で、最近は採用に関するご相談を多く受けるようになりました。
職員採用がうまくいかず、特別養護老人ホームの新規開設時にユニットの一部のオープンが遅れたり、有料老人ホームの併設サービスがすべてスタートできなかったりといったケースも見受けられます。
厚生労働省の福祉人材確保専門委員会(平成27年6月24日)の「2025年に向けた介護人材にかかる需要推計(確定値)について」では、2025年時点での介護事業における人材の需要見込み253万人に対して、供給見込は215.2万人と試算されています。
37.7万人もギャップがあるということです。
現時点でも、「新聞に採用広告を出稿しても反響が悪い」「自社のホームページでの募集がうまくいかない」「合同説明会に参加してもブースに10人も来てくれなかった」「人材紹介会社からの紹介がない」など、採用環境が厳しいことを伺わせる声が数多く挙がっています。
その一方で、採用活動に成功し事業を大きく展開している企業もあります。
賃金や休日といった労働条件が良いケースもありますが、一概にそれだけが成功の理由とは言えないようです。
採用に成功している企業は、戦略的に時間をかけて採用活動に取り組んでおり、採用がうまくいっている場合が多いのです。
この連載では、事例に基づいた「成功するスタッフ採用のポイント」についてお伝えしていきます。
次週は、採用前に検討したい4つの事項についてご説明していきましょう。
本コラムのまとめはこちら
メルマガ登録をすると最新のコラム掲載情報が受け取れます!