今回チェックするポイントは、「施設長」です。
恐らく、このコラムをお読みになっているご自身についてチェックするという方も多いのではないでしょうか。
各コラムの最後には一目で分かるポイントがあります。
介護施設における施設長とは、いわばキーマンです。
見学者やそのご家族にとっては、施設長がどのような人であるかも、施設選びの鍵になります。
介護施設は施設長の能力や、やる気によって運営が介護サービスの質が左右されてしまいます。
社会福祉法人か株式会社といった運営母体の違いなども大切ですが、同じ会社が運営している施設でもサービス面で差が出ることがあります。
とりわけ、施設長がポイントになります。
どういうことかというと、まず、施設長が介護に対してどのような理念を持っているでしょうか?
一般的に介護という仕事は、それほど儲かるわけではありません。
多額のお金を稼ぎたいと考えている方には向かない仕事です。
「人の役に立ちたい」あるいは、「悩んでいるいる人を救いたい」という動機が欠かせません。
その施設が何を目標としているのか、施設長が明確に語れ、施設全体にその理念がきちんと浸透していることが大切です。
働いている職員を育てようという教育意欲を施設長が持っているかどうかもポイントになります。
人件費を抑えることだけに終始し、人材育成に無頓着なのは問題です。
職員をコストではなく、“ヒト”として育てられているでしょうか?
また、見学者が来場された際に、施設長は必ず顔を出すようにしていますか?
様々な事務処理や外部との交渉で余裕がない場合も多いですが、数分の時間を作って顔を出すようにしましょう。
わずか数分であったとしても、検討している方にとっては大きな決断です。
その場に一緒に立ち会う気持ちがあるかどうかは、見学者やそのご家族に与える印象は大きく変わってきます。
==ポイント==================
□ 介護に対する理念を施設長が語れますか?
□ 施設長が職員を育てようとしていますか?
□ 見学の際に施設長が顔を出していますか?
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次回見ていくのは、「施設周辺の環境」について。
現状はもちろん、今後新たに施設を作る際にも参考にしていただけると思います。
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