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・日本式介護・高齢者ケアビジネスの海外進出には
7つのステップを踏むことが有効的
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前回まで、日本の介護事業者の海外(特にアジア・アセアン諸国)への進出事業についてお伝えしてきました。
では、実際に海外進出をする際に、何から手をつけたらよいか考え始めなければなりません。
日本式介護・高齢者ケアビジネスの海外進出では、次のような7つのステップを踏むことが有効ではないかと思われます。
ステップ | 概要 | ポイント |
STEP1 | 日本在住外国人人材の採用 | □ 将来を見据えて、まずは日本の現場へ □ 今後の就労等スキームを見越した取り組み |
STEP2 | 海外での拠点開設 | □ コンサルティング・調査事業、教育事業等 □ ニーズの調査 ※先行者メリット |
STEP3 | 現地の人材の採用 | □ 幹部人材の日本での教育研修 □ STEP1の人材を海外に |
STEP4 | 事業モデルの構築 | □ 2事業並行も検討(介護・関連事業) □ 介護事業(当初は研究事業)+その他事業 (コンサル、言語教育、IT等) |
STEP5 | 介護モデル施設の運営 | □ 1号モデルの開発(プロトタイプ) □ 現地専門家との連携 |
STEP6 | 成功モデルの構築と展開 | □ 展開パートナー □ 例えば、ホテルビジネスのような展開方法もあり □ ハード・看板・経営管理(者)は日本、サービス提供は現地スタッフ |
STEP7 | 外国事業から国内事業の発展 | □ リバースイノベーション □ 日本事業の魅力UP |
次回以降、それぞれのステップを細かく見ていきます。