==ポイント==================
・医療事業からの参入は2領域の病院や施設を考える
・認知症ケアやリハビリ機能を持った施設と
高所得層対象の有料老人ホームが有効
========================
前回、日本の介護事業者がアジア・アセアン諸国に参入するには、2つの参入領域のイメージがあるとお伝えしました。
医療事業からの参入と家事支援事業からの参入です。
まずは、医療事業からの参入(医療からの拡大)のケースを考えてみましょう。
こうしたケースは、施設系が中心になります。
アジア諸国では、病院と家族支援という2つの領域しかありません。
そうした状況で、日本の医療介護事業者がどのように参入できるか考えてみましょう。
高齢者を家族で支援している場合は、通常の病院だけでなく、2つの領域の病院や施設を考える必要があります。
1つは、退院後の施設としての認知症ケアやリハビリテーション機能を持った施設を作ることです。
2つ目は、高所得者層を対象にした有料老人ホームを作ることです。
この2つの領域への参入が有効だと考えられます。
また、実際にこの2領域に参入している日本の介護事業者も多くなっています。
次回は、家事支援事業からの参入についてお伝えします。