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・事業所内保育所の設置意義は人材確保・人材効率の向上
・経営の多角化の選択肢としても魅力的
・来年度も企業主導型保育事業の募集があるならば積極的に挑戦
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本連載もいよいよ最終回となりました。
今回は、連載を振り替えるとともに介護事業所における事業所内保育所設置の意義についてお話しできればと思います。
事業所内保育所を介護施設に設置する目的については、主に人材確保によるとことが多いことをお話しいたしました。
私の携わったケースとしては、一定の効果を期待できることはお伝えした通りですので、人材確保を目的とした事業所内保育所の設置は検討の余地があると言えます。
また、共通規格の創設などを見越すと、人材効率の観点からもその意義はあるのではないかという考えをお伝えさせていただきました。
また、人材確保だけでなく、子どもとの交流は利用者のQOL向上につながり、子どもの生育にも良い影響を及ぼす研究結果についてもご紹介しました。
事業所の差別化につながることはもちろん、職員満足度の向上にもつながることが期待できるでしょう。
事業所内保育所を起点とした地域との連携も期待できることでしょう。
一部助成金や補助金を活用すれば、ひとつの事業として保育所を運営していくことも可能になります。
介護報酬が基本減算の流れにある中で、親和性の高い事業を立ち上げながら経営の多角化にシフトしていくということも、今後の介護事業運営においては意義があるのではないかと思います。
そういった意味でも、事業所内保育所の運営は介護事業所にとって非常に魅力のある事業なのではないかと思います。
運営については、補助金や助成金がない場合は正直難しく、企業主導型保育事業の募集は今年度は完了してしまいたが、もし来年の募集があるようでしたら、お悩みになられている事業者様は是非、トライされてはいかがかと思います。
もし再度募集があるようでしたら、またとないチャンスになるものと思われます。
※来年も募集されることが発表されました!>>
また、事業所内保育事業を目指して行政と折衝してみることも選択肢の1つでしょう。
以上、簡単ではございましたが介護施設における事業所内保育所について解説させていただきました。
新しい情報等入りましたら、またメルマガ等でご報告させていただきます。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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企業主導型保育相談会も実施しています。