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Column

◆サ高住併設デイの経営戦略 ―入居者以外の利用者獲得成功事例― その④

2016年09月26日

◆サ高住併設デイの経営戦略 ―入居者以外の利用者獲得成功事例― その④

==ポイント==================

・「〇〇なデイ」と即、想起できるかが重要

・対象者を具体的にイメージする

・外部利用者の目標値を割り出してみる

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「併設デイの稼働率アップ手順」の最初の手順3つは以下の通りです。

 

① コンセプトの決定

コンセプトの決定は中心となる想いを決めることであり、「どのように想起されたいか」「どのように思わせたいか」を明確にすることです。

 

「〇〇なデイ」「〇〇なサ高住」と思ってもらえるかどうかが重要。

 

当然、これにはハードとソフトの両面からの視点が必要です。

 

 

② 対象者の明確化

コンセプトを明確化した後は、対象はどのような人か具体的にイメージしましょう。

 

例えば、年齢、性別、家族構成、キーマンは誰か、どのような悩みや希望、不安があるか、理想的な生活は何か、どのような時間を過ごしたいか、何がそろっていれば実現できるか、どういう設備・機能が必要か、現在の生活スタイル、何がしたい、何が好き、何がしたくない、何が嫌い、予算はいくらかといった内容です。

 

 

③ 目標設定

併設デイの場合、沖縄などのやや特徴的な地域を除き、介護度にもよりますが、近年はおおよそ40~50%の入居者の利用が見込まれています。

 

例えば、入居の定員が30名(稼働率90%と仮定)、併設デイの定員が25名(稼働率85%と仮定)の場合、1日11~14名程度が入居者の利用で、残りの8~11名が外部利用者であると仮定して計画を立てるとよいでしょう。

 

入居者は一人当たりのサービス利用で管理し、残った定員を外部からの利用者で売上管理をすることが望ましいのです。

 

加えて、キャンセルの傾向などを見込んで計算する場合もあります。

 

【併設デイの外部利用者の計算式】

併設デイの利用者(定員25名×85%)-{入居者数合計(定員30名×90%)×40~50%}=併設デイの外部利用者(8~11名)

 

次回以降、後半の3つの手順をご紹介します。

 

 

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saito@care-sp.net

株式会社 スターパートナーズ

代表取締役 齋藤 直路

介護経営フォーラムin仙台&in博多 主催

 

◆プロフィール:

東京都出身。日本社会事業大学大学院卒。宮崎にて幼少期を過ごす。

大手コンサルティング会社を経て、同社設立。

介護施設のマーケティングでは、数々の成功を演出し第一人者との呼び声も高い。

人事制度、採用、研修等、経営全般を支援。

同時に、講演(年50回以上)、介護経営勉強会を主催する。

厚労省等の介護事業の海外進出に関する調査研究事業パネリスト。

 

◆著書①:2015年9月発売『あの介護施設はなぜ、地域一番になったのか!!』(PHP研究所)

http://www.amazon.co.jp/dp/4569826121

 

◆著書②:『あの介護施設には、なぜ人が集まるのか』

~サービスを感動に変える18の物語~(PHP研究所)

http://www.amazon.co.jp/dp/4569812155

 

【講演多数】経営・マーケティング・人事制度・採用のことならお任せください。

※介護マーケティング/高齢者住宅開設・集客/人事制度/研修/海外進出※

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