==ポイント==================
・デイ市場はすでに飽和状態
・利用者のニーズは多岐にわたっている
・サービスの細分化はますます加速する傾向に
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対象者の大枠でサービスを検討したら、次は対象者が抱えるニーズに特化したサービスを創り込む段階に進みましょう。
この手順について2回にわたってお伝えします。
⑤ エッジの効いたサービス開発(前)
サービスのエッジを効かせることも重要です。
デイ市場はすでに飽和状態で、170%を超えるほど過剰にデイが存在する地域もあります。
現在、各デイで提供されているサービスは、細分化も見られています。
サービスの細分化について、最近メディアをにぎわしているフィットネスジムを例にしてみましょう。
「プールなどもある一般的なフィットネスジム」→「パーソナルトレーナーによる一般的なフィットネスジム」→
「パーソナルトレーナーによるダイエットに特化したジム」→「パーソナルトレーナーによる加圧トレーニングでの
ダイエットに特化したジム」といったように細分化が見られ、ニーズに応じた専門店などが
各地で見られるようになってきました。
デイ市場でも利用者のニーズは非常に多岐にわたるようになってきていて、「歩行リハビリ特化」「言語療法特化」といった
細分化は今後も加速すると思われます。
ほかにも、レクリエーションに特化した事業所では、700種類以上のレクリエーションを用意して集客に成功しています。
ハード面で差別化を図っている例では、アジアンリゾート、ヨーロピアン調などのイメージで設備を整え、
娯楽施設としても利用者が楽しめるさまざまな工夫を仕掛けています。
また、「働けるデイ」として独自性を打ち出している事業所もあります。
簡単な仕事を受注し、利用者がその仕事を請け負います。
これは自己実現の意味合いも強いものです。
次回へ続く。