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日本の介護がアジア進出を目指す背景

2017.01.16

==ポイント==================

・海外進出は成長戦略の一つの選択肢になる

・海外進出を検討している介護事業者は増えている

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日本式介護・高齢者ケアビジネスの海外進出を、イゴール・アンゾフが提唱した「成長マトリックス」に当てはめて見てみましょう。

 

成長マトリックスは、企業の成長戦略を決定するうえで、よく使用されています。

 

 

まず、企業の成長戦略の方向性を縦軸は「対象」、横軸を「内容」とした4つの象限に分類します。

 

そこから戦略のアプローチ方法を導き出すのです。

 

 

このマトリックスを、日本式介護・高齢者ケアビジネスの海外進出に当てはめてみると以下のような図になります。

 

対象/内容

同じ内容

違う内容

同じ対象

現在(介護事業)

⇒競争激化、制度の変化

関連事業領域への拡大

(在宅⇒施設、施設⇒在宅、医療付加、福祉用具等)

違う対象

展開エリアを変える

(国内:競争激化、海外

×

新規事業(介護以外)

難易度が髙い(経営資源)

 

 

既存の製品で新規市場に参入する象限は、アンゾフのマトリックスでは多角化戦略という第4象限とされますが、日本式介護・高齢者ケアビジネスの海外進出は、まさにこの第4象限に当てはまります

 

上記の図では、同じ内容を違う対象に提供するという左下の象限です。

 

 

国内での競争が激化した場合、多角化戦略として考えられるのは国内だけに限りません。

 

既存のサービスや強みを持って、「展開するエリアを変える=海外に進出する」ことは1つの選択肢になり得ます。

 

実際に、海外進出という選択肢に踏み切ったり、検討を考えている介護事業者は多くいるのです。

 

 

次回は、海外進出をしている企業の傾向を見ていきます。