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アジア諸国の介護事情

2017.03.06

==ポイント==================

・アジア諸国ではまだ「介護」の概念が未確立

・日本のような介護保険制度がないことも留意点

・介護における家族の役割は日本と似ている

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今回は、日本式介護・高齢者ケアビジネスの進出先として考えられるアジア諸国の介護事情について取り上げます。

 

 

東アジア、東南アジア諸国では、まだ日本のような「介護」という概念が確立していません。

 

高齢者ケアは未分化で、多岐にわたっているという特徴があります。

 

 

また、現在の日本ではあまり見られないメイド文化(住み込みのお手伝いさん)が社会制度としていまだに根強く残っています。

 

地域によっては、高齢者ケアは周辺地域や隣国からの人材が担っているという現状もあります。

 

フィリピン人が香港や台湾などで活躍していることはご存じの方も多いでしょう。

 

 

日本では介護と医療を区別し、企業が新規参入しやすい制度を構築してきましたが、アジア諸国では介護と医療を区別するという概念もまだありません

 

 

アジア進出を考える上で、海外には日本のような介護保険制度がないことも留意すべき点でしょう。

 

日本の介護保険制度内でのビジネスモデルにとらわれず、現地のニーズに即したサービスや製品開発をすることが大切です。

 

 

このような違いもありますが、アジア諸国と日本では多くの共通点もあります。

 

たとえば、介護・高齢者ケアでの「家族」の役割です。

 

欧米諸国に比べて、日本やアジア諸国では子どもや家族が親のケアをするという意識が高いです。

 

しかしながら、都市部での核家族化が急速に進んでいるアジア諸国では、日本と同じように介護を施設などに頼らざるを得ない状況も出始めています。

 

 

こうした違いや共通点を認識して、現地の状況やニーズに応じたビジネスモデルの構築が求められます。

 

 

次回はアジア諸国にどのように参入していくべきかを考えていきます。